若大将のゆうゆう散歩 浅草   
(テレビ朝日 5月7日、BS朝日 5月21日)
記念すべき第1回目の「浅草」をリポートしました。
ご挨拶
いやあ、今日から始まる「若大将のゆうゆう散歩」。なんかムネがドキドキしてますけどね。

加山雄三の「雄」とそれから田沼雄一の「雄」とそれから遊ぶという「遊」とか、悠々とという感じを取ってこんな感じになったんだと思うんですけど。楽しみにしてくださいよ。いろんなとこ行っていろんな人に出会って、いろんな感じたことをそのまんまお話したいと思いますけどね。

浅草からスタートしたいと思います。いろんな意味で深い深〜い意味があるんですよ。芸能の街としても有名ですね。東京の中心でもあるような気もするんでね。そっから行ってみたいと思います。いいですね。じゃ、行ってみよう!

吾妻橋
これが吾妻橋ね。車ではサっと通っちゃうけど、歩くとちゃう(違う)ねえ。これはすごいスポットになった。

5月22日に開業予定の東京スカイツリー。ここ吾妻橋からの景色も新名所として、休日は賑わっています。

俺、学生時代にね後に東京タワーをバックに三田の通りで写真撮ったの思い出したよ、今。あれから何年経ってんだべなあ。52,3年前だね。半世紀!はい。反省します。(反省のポーズ)

きました。若大将のダジャレ、調子出てきましたよ。

どっから来たの?

お爺ちゃん)札幌から来たんです。

札幌から来たんだ。まだ寒いだろうね、札幌。知り合いがいるもんだから、この間電話したんだけど。「まだ寒いよ、雪降ってるよ」って言ってた。

普段は浅草に来ることはあるんですか?

浅草はいろいろ行ってますね。ただ、ここんとこ、しばらくは行ってない。一番思い出に残ってるのは、子どもの受験のときの合格祈願にね、カミさんとお祈りに行ったのが思い出だなあ。30年以上も前だけどね、行ったのはね。

仲見世通り
番組を見てる方に幸せが来るように。
これ僕一つ買う。で、これをいつも持って歩く。

「評判堂」で七福神の「幸福のストラップ」を購入。

お店を出るとファンの女性に囲まれる加山さん。

女性)私、同い年なんですよ!

じゃあ、後期高齢者になった?同い年だって。嬉しいねえ。

女性)岡山から来たんです。

岡山?おーかやま!なんてね!?

出ました、加山さん、絶好調!

あんまりキャーキャーこのごろ言われないから、ちょっとビックリしたなあ。そういうところ歩かないからなあ。

普段は散歩しないんですかあ?街ブラブラするとか?

公園の川の淵とかさ、歩くとこ決まってるんだよな。であと歩くとすればさ、電車に乗るために、電車って言ったって新幹線だぜ。

じゃあ何もかもが新鮮ですよねえ。これからもどんどん散歩をたのしみましょう!

「浅草 九重」からの良い匂いに誘われ

普通のさ、普通のあげまんじゅう!

女性店員)あれ!?加山雄三さん?

ああどうも!?なんかそう言われてる。

加山さんが選んだのはベーシックな漉し餡。

熱そうだな、あ、こりゃあ旨いよ。旨いね、これね。俺黙ってりゃあ10個ぐらい食うぜえ!

すっかりお気に召したようで。と思ったら、あっという間に大変なことになってしまいました。お参りを楽しみにしていた加山さんなんですが、人が多すぎて断念。急遽ウラの道に回ります。

すると何か記憶がよみがえってきた様子・・・。


あれ!?

何か思い出しました?

あ、ここだよね。だけどここに門みたいのが・・・。思い出したねえ!俺こっちからこう行って入った。カメラ向こうからだよ。

今半別館
里帰りっていう感じだよ。何十年ぶりで。こんちは〜、若い人は誰も覚えてないだろうけど、ここ俺の実家なんだけど、えへへへ(笑)

全然変わってないですね、ここ。こっから先は、セットなんだよな。

店長)お帰りなさいまし!

ああ写真が?ほんとだ。ごめんね、ちょっと。(写真を見て)開業明治10年って書いてある。

店長)それは、田能久の。

ほんとだよ〜、このまんまだ。へえ〜え。懐かしい〜い。いやあ感動、感動。

時の流れって不思議だなあ。なんとも言えないね。!

スターの広場
あっこれか?こんなとこにあるんだ。みんな形が違うもんだね、手って。なんか俺の手って、平べったいとこがすごくでかいな。

手形第1号は美空ひばりさん。

美空ひばりさん、小さな手だよねえ。あ、三船さんのサイン、これ、ほんとのサインだよ。邦さんあったよ。青大将!あった〜!平成11年、俺よりずっと先に入ってら〜。

あれ、親父のだ。あ、親父だ、サイン間違いないや。昭和55年、ちょっと俺よりちっちゃいね、やっぱ。

身長はどうだったんですか?

俺より低い。指が細いわなあ、意外と。力仕事何もしないから。俺は力仕事よくやるからな。ははは(笑)!

加山さんの手形
美空ひばりさんの手形

捕鯨船(浅草六区)
鯨なんて食べたことあります?

あるよ!我々の世代って鯨で育ったようなもんじゃん!食糧難なんてもんじゃないでしょ。そりゃあすごかってですよ。だから、すいとんとかさ、芋ダンゴとかね。

店主)はい、これがね、鯨のテキ。

へえ〜え。

店主)今じゃ、ステーキって言いますけど、昔、テキって言ってたんです。

懐かしい味だよ。だって、終戦後は鯨食べられるだけですごい嬉しかったからね。何十年ぶりで食うかもよ。

店主)どうです?浅草は、なにしろ土台のある町なんで・・・。

そうだよ、歴史があるし。

店主)昔のスターが、エノケン、水之江ターキー、全部が浅草なんです。・・・。

こっから出て行った人たちがみんな大スターになってるわけさ。

店主)ビートたけしも腹すかし芸人でね、なんたって金が無くて。

そうなんだよな。

頑張っても頑張っても目が出ない、そんな若手の芸人にとって先輩達そして浅草の町の人々はいつも優しい存在でした。

浅草の心意気を今日見たな。

  

浅 草
☆スカイツリーの見える公園  ■隅田公園
☆浅草寺の山門  ■雷門
☆仲見世通りの昔ながらのお土産さん ■評判堂(
幸福のストラップ 七福神 525円)
☆加山さん感激の味! ■浅草 九重 (あげまんじゅう 1個 120円)
☆都内最古の寺院 ■浅草寺
☆加山さん懐かしの老舗店 ■今半別館 (近江牛のすきやき)※店内の見学不可
☆スターと手比べ!? ■スターの広場(浅草公会堂前)
☆浅草の人情溢れるご主人と浅草談義  
■くじらの店 捕鯨舩 (くじらのテキ1360円、くじらの皮と刺身のミックス 1570円)

☆挿入曲 タイトル:「君といつまでも」(昭和40年) 歌:加山 雄三)

今日の一言 感謝の一筆
初めてやった浅草でのロケだけど、ここから出た人たちが天下を取るような、そういう芸人が生まれている。何かわかるような気がするんだなあ。
み〜んな、心が温ったかいんだよねえ。それでこういうところでもって、吸収した温かさが芸を通して出て、見てる人たちの
心を熱ったかくするんだ。豊かにするんだよね。俺、すっごくそれを感じて、もう通っちゃうかな、これっていうくらいに、ほんとにみんないいなあ。

2012年06月21日新設