ゆうゆう散歩 飛鳥U 散歩C
(テレビ朝日9月20日放送) |
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8月に加山さんが名誉船長を勤めた「飛鳥U 若大将クルーズ」が 「ゆうゆう散歩」で紹介されました。その番組をレポートしました。 今回は、最終日(第4日目)をお楽しみください。上は 飛鳥Uから見た東京湾の海です。 |
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良いねえ!俺はこうやって海の上にいるだけでほんとうに幸せだわ。何も言うことないね。
横浜校を出港し、加山さんの歌「光進丸」の歌詞に合わせ伊豆諸島を巡ってきた若大将クルーズ。朝から強い風が吹いていたこの日。
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ブリッジでは細心の注意を払いながら運行が行われていました。指揮を取るのは飛鳥U船長の増山さん。2年前、この船の5代目の船長になりました。 |
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海の魅力とは?という質問をいただいたんですけど、どう答えますかね?
増山)たまに日ごろと違った表情を見せてくれる。休暇中の家では、太陽も月も見ないんですけど、海に出ますと見ますし、一つとして同じ表情が無い。優しい表情も見せてくれますし厳しい表情も見せてくれます。
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良い船の条件は何だと思いますか? 増山)人ですね、やっぱり乗組員だと思うます。どんなに素晴らしい入れ物があっても心がこもんないとダメなんで。 素晴らしい!ほんとにそうだと思いますね。。 |
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士官の方々にちょっとインタビューさせていただきます。この肩章からすると、こちらは一等航海士になるのかな?小さい時から船乗りになりたと思ったんですか? 士官1)私は小学校の頃からです。地元に帆船の日本丸が入ってきたんです。それを親に連れられて見に行った時に、これに乗りたいということで。
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そうね、帆船って見た目良くて魅力あるもんね。ヤードでみんな記念撮影したやつがあったけどあれ高いんでしょう? 士官1)そうですね、11階くらいあります。 あれ命綱付いてるの? 士官1)ヤードに上がってから付けます。
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高所恐怖症の人は駄目だね。 士官1)目に涙を溜めながら登った人がいました。 生きがいって何だと思う? 士官1)海を一般の方に知ってもらう一つのツールとして客船に乗ってもらう。陸にいる時とは違う体験を飛鳥Uでしてもらうお手伝いが出来ることです。 良いこと言うねえ、ほんとそのとおりだよね。 士官2)世界的に知られている港に寄ることが出来る。航海士になって良かったというのはありますね。 ありがとうございました。頑張ってください、将来は船長だな。
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いやあ皆さん本当に海と船がお好きなんですねえ。確かにこんな風景を眺めていると海に魅せられる気持ちよ〜くわかります。
しかし海と船に架ける思いといえば加山さんも負けていません。中学2年の時、自分で船を作ったという加山さんにお話を聞いてみました。
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それがね、喜びというよりも完成したときにすでに想像の世界では乗ってるんだよね、自分では。だから乗った時にもちろん感動はあるんだけどその通りだったなというほうが強いんですよね、なぜか。
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作るまでには相当面白いことやってるんだよね。ちゃんとその形を模型で作ってね。普通の画用紙で作るんですよ。良く考えたなと思うのは蝋を溶かして、画用紙の上に刷毛で塗るのね。乾くと水が全然染み込まない。ひごを真っ直ぐ立ててその上に板鉛を巻いてどこまで倒した時にバタンといくか、復元の度数を測ってた。
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そんなことを模型を使ってやってるんだね。中学校の時に。今でもミュージアムに残ってますよ、2号艇がね。この形はないですね。独特の船底をしてるんですね。どこにもないですね、未だに。その船の形。茅ヶ崎の風や波に結構強いんですよ。だから自分としては秀作だなあと思ってる。あっはっはっは。
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実は加山さん、中学生の時に家庭教師をしてもらったのが商船大学の学生さんです。その方が描いた船の設計図を見て真似して始めたのが始まりだったんだそうです。その後3代目光進丸に至るまで様々な船を設計してきた加山さん。現在取り組んでいるのがエコシップです。いったいどんな船なんでしょうか。
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ある意味では燃料が要らないっていうか、再生可能エネルギーで相当な部分賄えるとなれば災害救助それから移動式発電所。そういう考え方を持ってると陸上で運行が不可能になった状態でも海上で行くことができる状態であれば、この前起きたような島での被災でも島に行って水と電気を供給できるということが考えれればそれが災害救助。あるいは移動式発電所になると思うんですよね。
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エコシップは今や企業や大学などから専門家が加わりプロジェクトが進んでいます。アメンボウをヒントに揺れない船体を目指し設計したというエコシップ。災害救助だけでなく航行能力も抜群のものを目指しています。 まあ3年はかかるよ。僕は80歳になった時に世界を回りたいんで。三浦さんに刺激されて、三浦雄一郎さんは80歳でエベレスト登頂成功、3度目ですよ。じゃあ僕は海の男として七つの海を何の燃料も要らない船で回ってこれだけの行動ができるんだってことを証明したい。 スタッフ)海が好きなのか、船が好きなのか? 全部好きですよ、そういう意味では。はっはっは。だって海が好きだから船が好き。船が好きだから海が好き。それは連動してるわけで。
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果てしなく広がる夢。ぜひ実現させてください。 さて若大将クルーズもあとわずかです。乗船客がゆっくりと朝を過ごすなか、二泊三日の旅を終えた飛鳥Uは再び横浜に。 加山さんが名誉船長を勤めた飛鳥Uは無事母港に帰ってきました。実は加山さん、このクルーズの間沢山の写真を撮っていました。この中から心に残る風景を描きます。 出港時の夜景、デッキからの海、様々な空の表情、船旅ならではの数々の絶景をカメラに収めました。その中で加山さんが選んだのは房総半島の近くで捉えた美しい日の出。 今回は下書きなしで絵筆を握った加山さん。薄めに色を塗り、ティッシュでさらに薄く伸ばし山肌と海面の色が溶け合う夜明けの風景をボカシを多用しつつ描いていきます。こちらが飛鳥U心に残る風景、淡い日の出を描きました。 |
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飛鳥クルーズいかがでしたか? 船の中をお散歩というのはなかなかのもんで、ゆったりと船旅というのはものすっごい贅沢なもんだと思うんですよね。そういうのを味わっていただければいいんじゃないかと思ってご案内しました。
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きょう朝早くに東京湾に入港してきたわけですけど小型航船が入ってくるのを絵にしてみました。このような感じです。日が差しているところに赤が入るということで絵のタッチが出来たなあと思いますけど。いやあ楽しかったですね、いかがでしたか?
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2014年01月01日新設
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