他がほとんどバンド編成なのに、チャゲさんのステージは実にシンプル。春の上野の東京文化会館で御一緒だったギターの吉川忠英さんとウッドベースの渡辺等さん。チャゲさんのギターと併せても、たった3台のアコースティック楽器。
それに、ひたすら静謐なチャゲさんの張りのある歌声。湯沢の野山へ漆黒の空へ、七色のライトに照らされて、どこまでも高く広がっていく。選曲もこびない、おもねらない、全て自分の楽曲。それが心地よく、大人達の気持ちに届いていくのを感じる。良いなぁ、こういう野外で聴くチャゲさんの声って絶品だな。
先に登場の宇佐元さんが、アレンジを担当したという「Mr.リバプール」では、宇佐元さんもピアノで参加してビートルズへの思いをリスぺクト。
レスリー・チャンに提供した、あの「マシュマロ」も歌ってくれて幸せ。最後の「♪外はマシュマロの月♪」という歌詞の時
「ほんとなら満月が出てると良かったんだけど...」とチャゲさん言っていたけれど、皆の胸の真ん中にちゃんと見えていたと思うよ。
そのまま加山雄三さんとのコラボになだれ込み。二人でデュエットは「お嫁においで」と「君といつまでも」。
加山さんのハスキーボイスとチャゲさんの高音がなんと見事に解け合うことか。ウソ偽りなく「今までで一番気持ちの良いハモり」と加山さんが絶賛する。
加山雄三さんて、超スタァさんだからさ、普通それを言ったら失礼なんちゃう?!という事も、平気で口にされたりするんだけど、何故か嫌味が無いのね。得なかた、徳のあるかたと言うべきか。
超天然で思った事を口になさる加山さんをして「最高!」と言わしめたチャゲさんは。。。ふふふ、スゴい
”小川もこ”さんのブログから原文そのままで掲載しました。もこさん、無断掲載をお許しください。
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