薬丸)さあ、加山さんにもいろんな写真を撮ってもらいました。題して「はなまるアルバム」。 まず最初の写真です。「ニースの教会で」。 私には、子どもが4人おりますが、一番下の娘がやっと結婚を去年しました。ご主人はね、ドイツ人なんですよ。国籍がドイツなんですけども、血としては、三カ国ほど入ってる。ウクライナとロシアとドイツ。結婚して一番困ったのは言葉、ご挨拶。我々が日本語で喋っても通訳するのは、たとえば英語には通訳できる。ウクライナ語でお義母さんが挨拶したらどうにもなんないんだよね。 |
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伊藤)どうやってコミニュケーションをとられたんですか? それなりの通訳の人を用意してくれて、ところがウクライナでも結構訛りのあるところがあったりするので、この訛りが難しかった。でも、「雰囲気でいいや」って感じでさ、 薬丸)式には何カ国の方が? |
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日本でしょ、イタリーからも来たし、それからドイツ人がいてロシア人がいてウクライナ人がいて、5カ国だね。 薬丸)ご主人カッコいいですね。 彼はアメリカでファッションモデルをやったり、映画にも舞台にもね。娘も向こうでかってに舞台をやったり、コマーシャルに出たりやってるんだけど。アメリカで作った東洋向けのコマーシャルなんかに出てる。ユニクロに出てたりしてる。 薬丸)いやあでも、10年前にお嬢様のお写真撮っていただいたんですけど。 伊藤)お綺麗ですね、しかもニースですよ。 大体、みんなねアメリカで結婚したがるんだけど、僕らが結婚したせいもあるんだけど。彼女だけはどうしてもヨーロッパへ行くって言うんだ。遠いしさあ、ユーロも高いしさ、「ヨーロッパじゃなくて広っぱでいいんじゃねえか」って。「南仏に行く」って言うから、「南仏?あんまりフランス好きじゃないんだよなあ!フランス語もよくわかんないし」行ってみてね、南仏のニースとかねモナコがすぐ側でしょ、それからエンツという町の写真を見ながら絵を描いたことがあるんだけど、行ってみたら感動しちゃって、「こんなにいいとこねえな」って。娘より俺の方が感動しちゃったよ。もの凄い大きな船が沢山あってね、金持ちの。いやあ、金持ちが集まるわけだなあ、気候もいいし、水の色も綺麗だし山はあってね。ほんとに夢のようなとこだったね。すごく感動しましたね。。 |
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薬丸)外国の方とご結婚されて両家の挨拶とか結婚前にダニエルさんが挨拶に来たりとかどういう感じだったんですか? まあ普通の青年だけど、外国の青年にしては、日本人っぽい。日本人より日本人っぽい。 薬丸)「お嬢様をください」って? |
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もちろん。ずっと5年くらい付き合ってたんだよね。その間に「ほんとにこいついい奴だなあ」って、これだったらまかしておける信頼のおけるいい奴だった。だから、彼女自身もね「実は」って言うから「わかっとるがな!?」って、イエイエイエっみたいな・・・。 薬丸)寂しさは無かったですか? 全然ないですね!娘が結婚する、あっ良かったねと思うしね、寂しさなんて全く思わないですよ。どうしてでしょ。 岡江)取られちゃうって気はないんですか? ないですねえ、「全くない」って言ったら、世間の人は、男はもの凄い悔しがるとか泣くとか訊いてたけど、「それって変じゃないかな?」って思ったりするんだけどね。 薬丸)僕は絶対反対するし、絶対泣くと思います! ほんとに!?おかしいのかな、おれ? 薬丸)おかしくはないですけど、 |
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伊藤)上のお嬢さんのときもなかったですか? ない、もらってもらえるだけありがたいじゃないのと言う気持ちの方が強くてね。やっぱり信頼だろうな!娘が14,5くらいの時から辛いことがいっぱいあるんだよな、親としてな。親達が寝たのを見計らって出かけていっちゃうんだよ。 |
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薬丸)そういうこともあるんですか? あるさ!笑い。そりゃあそうだよ、若いんだから。その時に後ろから怒鳴りつけて「何処行くんだ!?」って言おうと思ったけど待てって、行かせて、信ずるよりしょうがない。これで、祈るしかない、事故に巻き込まれるんじゃねえぞ、悪い奴に捕まるんじゃねえぞって祈るだけで、それで、しばらく一週間ぐらい経ってから、飯食ってるときに、ニコニコ笑いながら「こないだの夜中、お前何処行ったんだ?」「えっ?」「オレ、知ってんだ」「知ってんの?見てたの?」「見てたさ、見てて心配で祈ってたんだ、後ろから手を合わせて」って言ったら、「ごめんなさいね」って「みんなで踊りに行ったのよ」って。もうそういうことをさ、乗り越えてるからさ早くいいところへ嫁に行ってくれりゃあ安心するなって気持ちの方が大きかったというところかな。そりゃあ子供の頃の思い出がいっぱい、いろいろとあって、下の娘が出来たときに、家内がね、「絵美ちゃんの笑顔は百万ドルね!」って言ったらさ、姉の方がさ、「あたしはいくら?」って言ったんだ。そういうことがいっぱいあるから。 薬丸)どういう式だったんですか? 素晴らしい式でしたね、ちょっとそそっかしかったのはね、我々が早く歩きすぎて音楽が違っちゃったんです。ベートーベンの曲が流れなくちゃいけないのに、さっさと歩いてるもんだから別の曲が流れちゃって半分くらい行ってから途中で慌てて弾く人がもう歩いてるって途中で急に「歓喜の歌」ってあるじゃない、あの歌に。そういうことがあったりしてとても厳かで明るくねあんまりしんみりしてなくてさ。 竹内)日本の披露宴みたいに歌とかは? 披露宴は別のホテルで、あんまり大きくないんだけど、美味しいんだよね飯が。プールサイドにレストランがあって借り切ってやったんだけども、あちらのお父さんがね、すごいんですよ、アコーディオン奏者としてドイツで3本の指に入る人で、奥さんは花の歌を歌ったりとか、カルメンみたいな人だったね。この奥さんも美人なんだよね。彼の友達にドイツで凄い人気のある俳優とかさイタリーからも友達が来てて、それぞれが凄いの。ピアニストとしてショパンコンクールで優勝した奴がいたり。お父さんが伴奏している、オレが歌う娘のリクエストで「アメイジンググレイス」を日本の友達が20人くらい来てて、一晩で覚えろってさ、コーラス部分をコピーして覚えろってもたせてさ、みんなで歌った。披露宴をやっててそれを見てた人たちが、世話してくれた女性の人に言ってたらしいだけど、「こんなに凄い披露宴を観たことが無い、まるで映画みたいだ」って言ってくれたって。 続きはこちらから。 |
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11年04月21日新設
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