サワコの朝 その2
(TBSテレビ 7月30日 7時30分〜 )

加山さんが、阿川佐和子さん司会の「サワコの朝」に出演されました。
今回はトークの後半をレポートしました。
掲載が大変遅れまして申し訳ありません。

阿川)加山雄三も華々しくデビューして、若大将シリーズというのがもう計画されていた
   わけですか?

そうですね、勝手なこと、やってりゃあいいんで。学校がそんなにいいわけないだろう
とかさ、思いながらも、青大将が面白いじゃないですか!
青大将に出会ったのでこれは面白いと思ったので。田中邦衛さんていう素晴らしい役者
さん。普段はものすごい真面目な人なんですよ。だけど、ものすごく面白い方でね。
芝居になると面白いじゃないですか。こっちが吹き出しそうになることがよくあるくらい
ですよ。

阿川)あの方とのコンビというのも一つ・・・。

そうですね、それが良かったんですよね。1本か2本で終わると思ったら終わらないん
ですよ。最初に「大学の若大将」、で、銀座行っちゃったんですよ。「銀座の若大将」。
今度は「日本一の若大将」って。日本一になって終わりだなと思ってたら、「ハワイの
若大将」、どんどん外へ出て行っちゃう。いつまでやるんだろう、これ!?
で、思ってるうちにどんどん売れてきちゃって。その中で歌った音楽が爆発的にヒット
する。それが良かったのか、悪かったのか、わからないですけれども、今生き残っている
のは、これのおかげだと思うんですよね。

阿川)あの映画の中で「君といつまでも」が
   生まれたんですね。

全部ヒットしました。

阿川)加山さんがお作りになったんでしょ?

そうなんです、その次は粗製乱造ではないけど
ものすごい勢いで作って。

阿川)元々バンドやってらしたから、そこは
   そんなに苦ではなかった?

そうですね、それでやったら350万枚売れて。

阿川)それも若大将シリーズの中で?

歌いましたね。「エレキの若大将」で。日光とかで歌って。途中からね、星由里子さんに
一緒に歌わせるんですよ。俺が君のために作ったんだって言ってるのに、途中から歌わせる
なんてないでしょ。
「いいんだよ、映画だから」って。それは俺やだなって。監督と喧嘩して。
「映画はそういうもんなんだ。」ものすごい不機嫌なまま歌ってるんです。

阿川)不機嫌なまま歌ってるんですか?

歌ってる。見たら笑っちゃいますよ。
幸せを何にも感じない。

阿川)不満だなあ!

ほんとはそう言いたかったんだろうと思いますよ。顔が物語ってる。

やっぱりね、僕がそう思った通りにね、小堺一幾君が、
「加山さん、途中から一緒に歌うのおかしくないですか?」って。やっぱそう思ったよな。
俺もそう思うよって。

ここまでを動画でお楽しみください。期間限定で掲載します。

(動画掲載終了しました)

 
このあとは下からどうぞ!
 
 黒澤監督との出会い
 
 好きなことだけやる
 
 今、心に響く曲

 

終わり

前半はこちらから

お二人は過去にも対談されています。記事をお楽しみください。

 対談 加山雄三X阿川佐和子
   (愛と未来のために 加山雄三画集Z 2003年)

 

2016年10月15日新設