若大将50年!
   武道館コンサートレポート 
    (2010/6/4)第一部

6月4日に日本武道館で開催された「若大将50年!」
コンサート、第一部の模様をレポートしました。

第一部
暗転の中、バンドのメンバーが
ステージへ。
加山さんが、中央へ動く気配を感じ
拍手が起こります。
「カヤマサ〜ン!」
という掛け声もかかります。
スポットライトを浴びて、加山さんが浮かびあがります。
エレキギターの弾き語りで
「君といつまでも」を

記念すべき50周年のステージが
始まりました。
「君といつまでも」
途中のセリフでは
この曲が大ヒットしたおかげで、僕は50年間歌ってくることが出来ました。今日も目いっぱい歌わせてもらいます。
いいだろう!?

スクリーンに「若大将50年!」のタイトルがバーンと大きく表示されました。

終わって
こんばんは〜!加山雄三で〜す。
今夜は僕の50周年記念コンサートに、こんなに大勢の方に来ていただいて、ほんとに幸せいっぱいです。ありがとうございます。
興奮状態ですよ。いやあ、それにしても、凄い!あんなとこまで!?
見えますよ!いやあいっぱい来てくれたんだなあ、こっちもかな?
イェ〜イ!これが本当の、大入り満員。札止めって感じです。
ほんとに嬉しいです。

カヤマサ〜ン!(大向こうから声が!)

オ〜ウ!!
実は、武道館でのコンサートは25年ぶりです。
ちょうど、デビュー25周年の時に、ステージをここでやらせてもらいました。それ以来ですね。
思い起こせば、今から43年前、1967年に、この場所で「南太平洋の若大将」の撮影で、武道の柔道を、ここでやったのが、この武道館との一番最初の出会いです。
そのときに、ランチャーズというバンドを結成してましてですね、お客様への感謝の気持ちを込めて、ミニコンサートをやったんですね。
この武道館で一番最初に音を出して、43年経ってるんですね。いやあ、ここでまた再びコンサートが出来るなんて、夢のようです。感謝の気持ちでいっぱいです。もう大感謝です。
さきほど申し上げましたように「君といつまでも」という曲が大ヒットしたおかげで、もう一つ、若大将シリーズが大ヒットして、いつもいつも、ほんとに沢山の映画をつくらせてもらえて、その中で歌った曲がみんな出したら大ヒットしたんです。それがほんとにやっぱり嬉しいな、ありがたいな、と想います。その若大将映画の中で、数々歌った曲をバ〜っと行きますんで。まずはこの曲から行ってみよう!


「恋は赤いバラ

  〜DEDICATED」

「蒼い星くず」

「夕陽は赤く」

「お嫁においで」

「ブラック・サンド・ビーチ」

「霧雨の舗道」

「幻のアマリリア」

「まだ見ぬ恋人」

「走れドンキー」

 実は上の曲の中で「若大将」シリーズの中で歌われていない曲が、2曲あります。わかりますか?

ありがとう〜!
エレキのナンバーを中心にやってみました。
皆さんは、全部知ってるよねえ!
後ろの若大将の笑顔、懐かしかったでしょう!
あのねえ、大学出てから、就職のつもりで東宝株式会社に入りました。最初っから若大将映画にめぐり合ったわけじゃなくて、最初は「男対男」という、ハードボイルドタッチの映画からスタートして、それで黒澤明監督に出会って、2本の映画に出させていただいて。それから、めちゃくちゃ若大将が当たって、ヒット曲が沢山生まれたわけです。
もしも、若大将に出会ってなくて、歌を歌っていなかったら、渋〜い、田中邦衛さんのような俳優さんになってたかなって思うんですけど。
それはちょっと無理かな?多分無理だろうと思いますけど。

もうちょっといろんな曲がありますから、これから歌おうと思いますけど、今度はバラード系を。
大体僕が40(歳)台のときの
曲を聞いてもらいたいと思います。


「夜空を仰いで」

「二人だけの海」

「ある日渚に」

「美しいヴィーナス」

「僕の妹に」

「夕映えの恋人」

「湘南引き潮」

「地球をセーリング」

「この愛いつまでも」

ありがとうございます。
今まで、全部で18曲歌いましたけど、全部知ってるよね!
最後に歌った曲は「この愛いつまでも」という曲です。
実は40(歳)を超えてからやった、「帰ってきた若大将」の主題歌でございます。この映画までで18本、若大将のシリーズは
つくられましたね。
よくやったなあ、ほんとに!
そんな若大将も73歳、古希3です。
なんか嘘みたいな、わけわかんないです。
こんなもんなのかなあって言うのが実感なんですけど。
今や、「ジジ大将」と言ったほうがピッタリくるかなあと。
我が家では下が保育園、二階は老人ホームになってます。
そういう状況なんですけど。みんな健康で、幸せな心を持っているので、凄い幸せだなあって思いますけど。

さて、もう1曲、今度は新しい曲を聞いてもらおうと思いますが、新しいといっても、3年前の曲なんですが。
谷村新司君が作詞してくれました。ほんとに心を込めて僕への思いで、生まれた曲があるんですねえ。
「星の旅人」という曲をお聴きください。

「星の旅人」
ありがとう!
若大将シリーズでも、海の歌は沢山ありましたが、それ以外でも海の歌が沢山あります。育った所が海っぺり、これが影響していると思います。海が唯一の親友のような、子供時代をずっと過ごしました。
海へ行けば、幸せだったんですね。
とうとう自分で船作っちゃいまして、現在まで23隻も船作っちゃいました。
あるとき、もっと大きな船を作りたいなあと思って、東宝という映画会社へ入って、「光進丸」という船を作りました。
今や、3代目ですよ。「光進丸」行ってみよう!
「光進丸」
 僕も船に乗れば、船長です。偉いんです。
家へ帰ると、そうでもないんです。こういう言葉があるんです。
「I am the captain、my wife is the admiral」
私は船長だけど、家内は提督である。
こういう言葉もあります。
「女房元気で留守がいい!」あっ、あれ反対だぁ、
「亭主元気で留守がいい!」。
こういう言葉もあるんですよ、本当に夫婦仲をよくしたいなら、
「一緒に居ないことです。」
これは、白州次郎さんが言ってるんです。
あっ、今日うちのカミサン来てるんだ。
(美恵子夫人にスポットライトが当てられます)
いやいやいや、照らさなくってもいいのに!
あとで怒られちゃうんだ、俺が。

僕は海が好きなもんで、59歳から、絵を描き始めたんですけど、海の絵が人気があるんです。海の絵を描かせたら、右に出る奴はいないなって言われて、個展をやれば、ほんとに沢山お客様が来てくれるんです。今や、「加山雄三画伯」なんて言われてましてですね、大売れに売れちゃってまして。ちょっと自惚れだったかなあ。
今日は二部構成になってます。途中で休憩が入ります。
これが一部の最後の曲になるんですが、
会場から「え〜えっ」という声が
だから、二部があるから!え〜えって言わないでよ、大丈夫!
絵を皆さんにご覧頂ながら、こんな絵を描いてるんだというのを
お見せしますから。それを見ながら聞いていただきたいと思います。
最後はやっぱりこの曲でしょう。

「海 その愛」
ありがとうございました〜!
それでは、ここで20分の休憩をさせていただきます。
18曲メドレーやって、くたびれちゃったあ〜!?
ほんとは元気ですよ、全然大丈夫ですよ。

「若大将50年!」これと同じタイトルのCDアルバムを、今日、山ほど持ってきてます。山ほどですよ。
会場の中で
「え〜、おせんにキャラメル、お弁当はいかがですか?」
今、ノボリを立てておりますが、これから
皆様の周りを廻らせていただきますので、まだ持って無い方、絶対にお買い上げください。
10枚くらい買っていただければと思います。
そうすると、デイリーで、18位まで上がってきたオリコンチャートが、今日でグゥ〜ッと伸びて、僕も「幸せだなあ!?」って。
どうか、ご協力お願いしま〜す。もちろん、ロビーでも外でも売っていますので、よろしくお願いいたします。
一つ、特典があります。お買い上げいただいた中から抽選で、12組24名の方を僕の光進丸にご招待して、僕の最高の手料理とクルージングを楽しんでいただく!と言う特典がございますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これから20分休憩!よろしく〜!!

第二部アンコールガイシホールMC大阪城ホールMC
もお楽しみください。

10年07月01日新設