J-POP REGEND FORUM(加山さん特集第2回)
(FMCOCOLO 4月10日 21:00〜22:00)       

 4月に4回に渡って放送された加山さんの特集の第2回の内容を
 レポートします。

(BGM 「君といつまでも」)

田家)今流れているのは、言わずもがなです。「君といつまでも」。1965年に発売になった
   大ヒット中の大ヒット。作詞、岩谷時子さん。作曲、弾厚作さんです。2010年に行われた
   「若大将EXPO 夢に向かっていま LIVE IN 武道館」、このライブアルバムからお聞き
   いただいてます。きょうの前テーマはこの曲です。

   今月2017年4月の特集は、加山雄三さん。1960年代から日本のロックポップスのオリジ
   ネーターとして存在し続けているレジェンド中のレジェンド。1937年4月11日生まれ。
   間もなく80歳。明日が誕生日ということになります。きょうは79歳最後の日。でも今でも
   ライブステージに立ち続けている現役中の現役。

   6月17日、18日は大阪中央体育館で若大将フェスが開かれます。今月は加山雄三さんを
   4週間お迎えしている光栄な1か月であります。

   今週は2週目。このアルバム、「LIVE IN 武道館」を聴きながら話を進めて行こうと
   思います。こんばんは

こんばんは。私こそ光栄に存じます。

田家)いいえ、とんでもない。このライブ、2014年8月23日。今、桑田佳祐さんがゲストで来た
   ところが流れてますけど。このライブのことは今、どんな風に思いだされますか?

45曲という大変な数を歌うことももちろん、その入れ込み様はかなりのものだったと思っており
ます。最後、やっとこれ終わりだなって。いきなり、せんちょう!って。船長って俺のことを呼ぶ
のは海の仲間、それしか居ないのに。誰だ?花束の蔭から顔がかすかに見える。少しずつ近づいて
分かったんだけど、名前が出てこない。なあんだよ、お前かよ!?って、傍へ寄って来る間考えて。
桑田佳祐君って。まさかと思ったけどね。彼もそういうことやってくれちゃったりするんだよな!

田家)桑田さん、自分で言ってましたけど。リハーサルちゃんと、やったんだよ。

そうなんですよね、全然知らないのは俺だけ!。

田家)やっぱり慌てますか?

慌てますよ!?俺、どうすりゃあいいんだ!?頭の中がグルグル回りましたからね。歌わせなきゃ
いけないのか?とか、でも、何やるんだとか。

田家)迎える態勢が出来あがってない!?

出来てないですよ。まさか!?でしょ。

田家)この武道館の後に、全国都道府県ツアーにも、お出になりました。その話も後ほどお聞き
   しようと思います。きょうの1曲目はこの武道館ライブの1曲目です。「光進丸」。

「光進丸」

田家)オープニングの時はどんな気持ちだったのですか?

最後までみんなが幸せに思ってもらえるようにと祈りながら、幸せに思ってもらえることが私の
幸せです。それが役割で生きているんだからと自分に言い聞かせながら結構緊張してるんだよね。

田家)緊張されるもんですか?

緊張はしなきゃダメですね。あがっちゃダメですよ。

田家)あがることと緊張することは違うんだ!?

違うんです。緊張するということは集中力が高まるし、一つ一つの音が聞き分けられるくらい繊細な
気持ちを鋭敏にしとかなきゃいけない。それだけは間違いないですね。

田家)この日は45曲演奏されて、1曲目がこれでした。加山さん、リハーサルも全曲おやりになる
   っていう話も聞いたんですが??

やらないとダメな人ですね。

田家)キャリアを重ねられた人がやらなくていいよって言う方、多いですけど?

それは怖いですね。声は出せば出すほど、だんだん出てくる方なんですよ、僕はね。3ステージ
やると3回目が一番いいとかね。そうなると、やっぱり歌っといた方がいいなと。最初、少しでも
情けない声になったら、どうしようと思って、あとひいたら嫌じゃないですか?最初が大事だから
と思うと、いっぱい歌っといて、喉が吹っ切れたという感じがするんですよね。そうするとちゃんと
出てくる、うっはっはっはっ。変な話だけど。

田家)きょうも心して聴いていただけると嬉しいです。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

田家)武道館の後に全都道府県ツアーに出られて、ツアー中に78(歳)になりましたよね。78歳の
   全都道府県ツアーというのは前代未聞だと思うんですが?

結局53回やった。北海道2箇所とかやって県数よりも多かったですけど。みんな待っててくれて、
本気でちゃんと応援してくれた。日本中というのはこういうものだというのを肌で感じて、感無量
でしたね。こういうことが出来るということがね。

田家)体力的にはかなり大変だったんじゃないですか?

それは大したことないですね、僕にとっては。ずっとやってきてることの全国版をやって回ったと
いうことなので。行ったことが無い所へ行った。自分がやったことがないことをやっているという
のがすごい刺激になるというか、新しいことをやるというのは好きですね。好奇心旺盛だから!

田家)武道館は今年もポール・マッカトニーの公演があります。前回、お会いになってますね?

会いました。武道館の後のドームの方で会いました。

田家)武道館はいらっしゃるんですか?

今のところ予定してないです。この前、ちゃんとお礼を言ったし、サインまでもらったし。

田家)ビートルズのポールのサインをいただいている、そしてビートルズと写真を撮られている
   唯一の日本人であります。

あんまりしつこくしちゃ悪いなと。

田家)そして今年は6月17、18日に大阪中央体育館で若大将フェスティバルがあります。1日目が
   奥田民生さんとTHE King ALL STARS、水曜日のカンパネラ、ももいろクローバーZ。
   2日目が、さだまさしさんとひめ風、そして八代亜紀さん。
   司会が加山さんとスチャダラパーのBOSEさん。八代亜紀さんにお書きになった曲を
   初めて演奏する。

そうなんですね。昭和のド演歌を。

田家)水曜日のカンパネラも、ももいろクローバーZもスチャダラパーも「加山雄三の新世界」
   に参加されてるわけでしょ。ジャンルを超えたフェスが実現すると思います。
   
ありがとうございました。来週もよろしくお願いします。

こちらこそありがとうございました。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年08月10日新設