「ラジオ深夜便

  NHKラジオ(5月3日)第一部

5月3日に、NHKラジオ第一で放送された、「ラジオ深夜便」に加山さんがゲスト出演され、「ラジオと私」というテーマでお話されました。その内容をレポートします。

聞き手は須磨佳津江アナウンサーです。

「ラジオ深夜便(5月3日)第一部

須磨)今晩のお客様は俳優の加山雄三さんです。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。今晩は。

須磨)今晩は。加山さんは、私の若い時から理想のお兄さんっていうか憧れのお兄さんだったんですけど、緊張しております、これからどうぞよろしくお願いいたします。このところの活動について伺いたいんですが大震災の時はどこにいらしてたんですか?

「金曜バラエティー」ってありますよね、生放送が。ふれあい広場でですね、生放送で歌を歌って、終わりまして移動してレコード会社で、秋元康さんに詞をお願いしてるということで打合せをしようということで、応接室で打合せを始めかけた時に、もの凄い揺れが始まったんですね。忘れられないですね!秋元さんと二人して揺れながら話してましたけどね。

須磨)話続けてらしたんですか!?

スゴイデカイ、こりゃあ大変だ!なんて言いながらも、良い曲が出きればほんとに僕はいいなあと思ってますからと言いながらちょっと待って、こりゃあ相当デカイよ!?でもまさか、あそこまで凄い状況になるっていうことは予想できなかったですねえ。

須磨)そうですよねえ!?

津波の恐ろしさをまざまざと見せられたりとか、いろんな角度からあとでもって、状況を知る、知れば知るほど我が人生74年間の中で二つ目の大きな出来事に匹敵するなっと、つまり太平洋戦争に継いでということと、そういうのとダブリましたですねえ。

須磨)日本中の誰もが何か自分に出来ないか、っていう気持ちに今なってますよねえ。

そうですねえ、本当に何か人間が自然にはやっぱり敵わないなあ、っていうか自然に対してのもうちょっと畏敬の念を持っていなければ、防災だって、もっと出来た可能性もないわけじゃないだろうなとか、そんなこと色々考えさせられますけど、それ以前に、自分自身の生きてるってことをもう一回考え直すみたいなそういうこともおきますね。そして、例えば支援をすることも、絶対に継続して長いこと続けていこう。ていうふうに僕は決意しました。

須磨)ああ、そうですか、要するに今だけ思ってもダメだよってことですよね。

そうですね、喉元過ぎれば熱さを忘れるではいけないなと、いうふうに思いますね。

須磨)具体的には何か形を考えていらっしゃいますか?

kええ、もちろん、考えて継続して行動していこうと思ってます。具体的にはコンサートをずっと続けている間で、例えばグッズを買っていただいたり、アルバムも買っていただいたその売上の一部を義捐金として納めるということと私自身も少しずつお贈りしているということなんですが、まだこれからもっと大きなことを行動に起こしてみたいということもありますので、今のところささやかなんですけども、気持ちはずっと続けて本当に支援していく覚悟でおりますので。

須磨)この「ずっと」という言葉に、被災地の皆さんは励まされるでしょうねえ。忘れられたら切ないですよねえ。

そうです、ほんとうにその通りだと思いますねぇ。

このあとは、トークテーマに分けてレポートしました。
お楽しみください。

 芸能生活50周年
「前線へ贈る夕べ」
 空 襲 警 報
「紺 屋 高 尾」
 アルバムの語源
 家族の絆、団欒
 鉱石ラジオ&手作りボート
 戦闘機の模型
 思い出の音楽
第一部終了。第二部はこちらから。

11年05月19日新設
11年06月16日更新